先日テレビでお笑い芸人であり、ごみ清掃員の滝沢秀一さんがごみ清掃員だからわかるごみの問題のお話をされていました。
私も片付けのプロとしても、主婦としても興味深いお話がたくさんありました。
ここで共有したいと思います。
年間500台の清掃車が炎上
全国で年間500台の清掃車が炎上しているそうです。
なぜかというと、それは間違えたごみの捨て方によるもの。
清掃車は高級車
実は清掃車は高級車で1台1,000万円もするそうで、ベンツが走っているのと変わらないくらいなのだそうてす。
1台1,000万円×50台=50億円
間違えたごみの捨て方で、年間50億円もの車両被害が出ているとのこと。
では、その原因は何なのでしょう。
スプレー缶とモバイルバッテリー
スプレー缶とモバイルバッテリー、この二つが大きな火災の原因になっています。
モバイルバッテリー
中にリチウム電池が入っています。
このリチウム電池が火災を起こす原因となっています。
リチウム電池は、このほかにもワイヤレスイヤホンや電子タバコにも使われています。
このリチウム電池は、すぐに火が出るのではなく、清掃車の中で圧縮され30分から1時間が経ってから発火する可能性があるそうです。
清掃員の中では、時間差爆弾と呼ばれているとか。
スプレー缶
スプレー缶が回転版に挟まると破裂したり、ガスが中で充満し静電気で引火することもあるそうです。
また、スプレー缶が普通ごみの袋の中に、わからないようタオルをぐるぐる巻きにして捨てている人もいるそうです。
軽い気持ちで出したごみにより、清掃員さんは命がけなのだそうです。
正しい捨て方
スプレー缶の正しい捨て方
- 必ず中身を使い切る
- 他のごみと分けて出す
- 缶に穴をあけない
以前は穴をあけて捨てることが主流でしたが、穴をあけた際の引火事故などがあり、今は穴をあけないで捨てる自治体が多いです。
リチウム電池の正しい捨て方
大手家電量販店、自治体の拠点回収場所にリサイクルボックスが設置されています。
こちらにきちんと分別して捨てましょう。
古いスプレー缶
ここからは私の依頼者さんのお話です。
こちらの懐かしいスプレー缶(昭和時代を生きた人には懐かしい?)
中身が使い切れず、どうしてよいのか困ってました。
このような場合は、ビニール袋などに新聞紙などの吸水性のよい紙をいれ、その中で中身を出し切ります。
そのことをお伝えすると、無事にすべて出し切って、燃えないゴミの日に捨てられたそうです。
消臭スプレー・ヘアスプレー・デオドラントスプレーなどは、空中に散布できるそうなので、屋外で、火の気のない場所で出しましょう。
100円ライター
100円ライターも使い切れず、何個もあるご家庭があります。
写真のようにボタン式のものでしたら、地道に押して使い切ることができます。
しかし昔のボタンがないタイプで、ガスもなくなり点火もできず中身が残っているものがあります。
その方は、どうにも出来ず業者さんに引き取りをお願いしたそうです。
引き取り料金は、100円です。
今はごみを捨てるにも、お金が掛かります。
安易に物を家に入れてしまうと、後始末が大変です。
本当に必要か、他の物で代用できないのか、よく考えて購入したいですね。