【捨て活】と言う言葉をご存知ですか。
最近、自分で片付けたい思っている人々が、SNSなどで使っているワードです。
1日1捨てや1日2捨てなど、日々捨てる事を頑張っています。
そして捨てたモノをあげて、モチベーションを上げている方が多くいらっしゃいます。
でも、その捨て活で本当に片付くのでしょうか。
家の中の物の数
あなたの家には、何個の物がありますか。
あまり自宅のモノの量を把握しているという方は、いないのではないでしょうか。
私自身も数えたことはありません。
とある方が数えたところ、4人家族で5千点以上のモノがあったそうです。
このお宅は片付いているお宅なので、片付いていない家では1万点以上あるかもしれません。
捨てた量
1日に1個捨てたとして、1か月で31個
1日に2個捨てても、1か月で62個です。
ボールペン1本、本を1冊捨てたとしても、見た目ほとんど変わりません。
このゴミ袋は片付けに行ったお宅で1日で出たごみの量です。
1日1捨てや2捨てのペースではゴミ袋ひとついっぱいにするのに、何日かかるでしょう。
そして家の中のいらないモノを捨てるだけで、膨大な時間が掛かる事でしょう。
捨てるモノと入ってくるモノ
捨てるだけで数年掛かるかもしれません。
それは今あるモノだけで、なにも増えない前提での話です。
先日のブログにも書きましたが、いくら捨てる事(要らないものの処分)を頑張っても、入る量をセーブしない限りいたちごっこです。
いくら1日1個や2個捨てても、3個や4個入ってきたら減らすどころか増えてしまいます。
見直しの仕方
また捨て活には、弱点があります。
それは捨てる事にスポットを当ててしまうため、ピックアップして選ぶスタイルになりがちです。
片付けの基本は全出しです。
全出ししてこそ、要らないものが見えてくるのです。
一日何個か捨てるだけでは、気が付いたところだけの片付けになってしまいます。
気が付いたところだけの片付けは、残念ながら表面だけの片付けです。
本当に片付けなければならないところが忘れられてしまいます。
そして表面だけの片付けは、残念ながらリバウンドしてしまいます。
捨てる数にとらわれることなく、片付けることが大切です。
要らないモノを、どんどん家から出していきましょう!!