あなたの家は、冷蔵庫の下にマットを敷いていますか。
冷蔵庫用のマットが市販されています。
また引っ越しの際、引越業者からプレゼントされることもあります。
冷蔵庫の下にマットは、必要なのでしょうか。
マットを敷く意味
市販の冷蔵庫マットの商品説明には、この様に書いてありました。
「冷蔵庫キズへこみ防止マット」冷蔵庫を置く際に床やフローリングから傷や凹みから守ります!とあります。
このキズへこみ防止のために、本当にマットは必要なのでしょうか。
フローリングの場合
わが家はフローリング(無垢板)の上に、マットを敷かずに25年以上冷蔵庫を置いています。
しかし、冷蔵庫による凹みはありません。
また、フローリング材でこの様なお悩みを聞いたことも私はありません。
クッションフロアーの場合
こちらは冷蔵庫による凹みは、確かにできます。
賃貸物件の場合は、退去時に原状回復の請求がされる心配もあるでしょう。
しかし私が調べたところ、不動産ジャパンと言うサイトがあります。
※不動産ジャパンは安心・安全な不動産取引をサポートすることを目的として、公益財団法人不動産流通推進センター(以下当センター)が管理・運営する総合不動産情報サイトです。
冷蔵庫跡の壁の黒ずみなど
冷蔵庫の後部壁面にできる黒ずみ、いわゆる電気ヤケは通常の使用をしていても発生するものなので、貸主が負担します。同様にテレビの後部壁面の黒ずみも通常損耗と見なされ、貸主の負担となります。
このサイトで見る限り、退去時のクッションフロアのヘコミは、貸主負担です。
マットを敷くデメリット
- マットの素材によっては、マットが床に張り付いてしまい取れなくなる事があります。
- 経年劣化でマットの色が床に色移りすることもあります。
- 冷蔵庫前に落とした液体がマットの下に入ると、掃除がしにくい
- マットがあると、冷蔵庫を動かすことが困難
この様なデメリットがあります。
冷蔵庫は定期的に、冷蔵庫背面や床の清掃が必要で、この事は説明書にも明記されています。
そのため、冷蔵庫は簡単に移動できるように調整脚が付いています。
この調整脚を回して床から浮かすと、女性でも簡単に動かせます。
この写真は、私の持っている冷蔵庫の取扱説明書です。
この様にカバーを外して、簡単に動かせるようになっています。
しかし下にマットが敷いてあると、簡単には動かせなくなります。
クッションフロアーの場合、冷蔵庫マットを敷いてたとえ床の凹みは付かなかったとしても、マットがあると簡単に動かせないので、背面の壁がホコリで黒くなります。
そして冷蔵庫の床と背面はほこりだらけです。
食品を入れている冷蔵庫の周りがほこりだらけって、イヤではないですか。
凹みを気にするより、マットを敷かずマメにお掃除をされた方が衛生的でおススメです。
今、マットを敷いているご家庭は、ご家族と一緒に冷蔵庫を動かして床や壁がどうなっているのか、一度見てみてください。