今年は暖冬で、私が住む神奈川でも過ごしやすい日々が続いています。

街中をお散歩していると、綺麗な梅が花盛りでした。

江戸の時代は、『梅に始まり菊で終わる』と言われ、季節のお花見を楽しんでいたようです。

風情がありますね。

 

鏡の汚れ

暖かくなってくると、身体を動かすのも楽になり、お片付けやお掃除もやりやすい季節になってきました。

そんな中、先日鏡に関するご相談を受けました。

『お風呂の鏡の中に黒い点があるのですが、どうやったら落ちますか』というものでした。

写真はイメージ

鏡の白い汚れは、水に含まれるカルキ汚れです。

しかし、鏡の中の黒い点は、汚れではなく鏡の“シケ”です。

汚れではないので、拭いても落ちません。

 

鏡の“シケ”って、なに?

鏡のシケとは、鏡が置かれている環境が良くないため起きる鏡の腐食性の欠陥を鏡業界では“シケ”と呼ぶそうです。

 

では、鏡にとって良くない環境とはどんなものでしょう。

それは長時間、高温多湿の状況に置かれることです。

そう言えば、昔の温泉や大浴場などでは、長時間この状況になってしまうので、“シケ”が出ている鏡があった記憶があります。

ご自宅のお風呂場や洗面所が、長時間、高温多湿の状況に置かれると“シケ”が出てしまいます。

 

“シケ”を落とすには、どうしたらいい?

残念ながら“シケ”は腐食なので、元には戻りません。

“シケ”は、放っておくと、黒い部分が広がってしまいます。

鏡に“シケ”が出たら、交換しかありません。

 

システムバスやユニットバスでしたら、メーカー(LIXIL,TOTOなど)に修理依頼をしてください。

また小さな鏡でしたら、DIYが得意な方はご自身でされている方もいます。

私に相談された方は、メーカーに修理依頼をされていました。

 

換気が大切

鏡の為にも、換気が大切です。

お風呂を使った後は、換気扇を回したり、窓がある場合は窓を開け、早めに湿気を逃がすことです。

最近のシステムバスには、横長の大きな鏡が取り付けられている物もあります。

鏡は大きくなれば大きくなるほど、交換の費用も高くなります。

鏡の為にも、お財布のためにも、早めの換気を心がけましょう!!

 

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