昨年の7月から導入されたレジ袋の有料化

もうすぐ1年が経ちますが、皆さんはうまく活用されていますか。

 

環境負荷の観点から

レジ袋の代わりと言えば、エコバッグやコットンバッグがあります。

これらは果たして、エコなのでしょうか。

商品やサービスの環境負荷を評価する手法として、「ライフサイクル・アセスメント」という手法があります。

デンマークの環境食品省環境保護機関は、「買い物袋のライフサイクルアセスメント」という2018年のレポートのなかで、レジ袋、紙袋、布袋など異なる素材でできた買い物袋における環境負荷の比較評価を発表しました。

その結果、1枚あたりの環境負荷がもっとも少ないのはレジ袋(LDPE素材)でした。

推奨される再利用回数は1回。これは、コンビニやスーパーでもらったレジ袋を、買い物袋やゴミ袋として1回再利用することで、新たに1枚レジ袋を消費した場合に生まれる環境負荷がカバーできるということです。

 

では、これらのエコバッグ、紙袋、オーガニックコットンバッグをレジ袋を1回使用するよりも環境負荷が低くするには

  • エコバッグ(ポリエステル製)35回
  • 紙袋は43回
  • オーガニックコットンバッグ20000回

以上の回数を使う必要があるそうです。

オーガニックコットンバッグはもっとも環境負荷が大きく、特に評価項目のうちオゾン層の破壊という観点で見ると20000回再利用する必要があるという結果になりました。天然コットンの育成や加工に手がかかり、生産過程における環境コストが非常に高くなってしまうことが、環境負荷の主な要因となっているようです。

 

この環境負荷の観点から見ると、レジ袋は優秀ですね。

ゴミ袋として、再利用すれば環境負荷は極めて低そうです。

 

片付けの現場では

レジ袋が有料化されてから、お片付けに伺うと以前より多くお持ちの物があります。

それは、皆さんのご想像通りエコバックコットンバッグです。

あなたはエコバックやコットンバッグ、いくつお持ちですか。

 

ついつい可愛いエコバッグやコットンバックを見ると買ったりしていませんか。

必要以上の枚数を持つことは、収納スペースも圧迫しますし、環境にもよくないですね。

 

定期的にお洗濯

では、あはたは、今お使いのエコバッグは、どの程度お洗濯していますか。

これは私のお友だちに起きた出来事です。

その日、彼女は気に入ったお洋服に出合い購入しました。

そしてお洋服は、手持ちのエコバッグに入れて帰りました。

家に帰って、エコバッグからお洋服を出すと、シミが付いていたそうです。

 

原因は、前回スーパーでお買い物をした際に使ったエコバッグです。

実は、スーパーで買ったお肉が液だれをしていたのです。

その事に気が付かず、そのエコバッグを使ってしまったのです。

 

気に入って買ったお洋服が、着る前にシミが付いてしまうなんてショックですね。

やはりエコバッグも、定期的なお洗濯が必要なのです。

 

最近、スーパーのレジで『清潔なエコバッグをお持ちください』というポップを見掛けました。

生鮮食料品を入れるのもはばかられるような、エコバッグを持ってくるお客さんがいるのでしょうね。

 

あなたが使っているエコバッグは、いつお洗濯しましたか。

わが家では、スーパーで食料品を入れたエコバッグは毎回、洗濯をしています。

また以前に記事にした、イオンのマイバスケット(レジカゴ)も大活躍しています。

>>エコで時短につながる、マイバスケット

そして場合によっては、レジ袋も購入します。

 

用途によりレジ袋とエコバッグ、賢く使い分けたいですね。

そしてエコバッグや紙袋、コットンバッグの持ちすぎにも注意してください。

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