先日はタップ式コンセントの火災寸前の事例をお話ししました。
今回はコンセントの火災についてお話します。
コンセントの火災はなぜ起きるのでしょうか。
それはトラッキング現象により、引き起こされます。
トラッキング現象
トラッキング現象とは・・・
コンセントに差したプラグの差し刃間についたほこりが、湿気を帯び小さなスパークを繰り返し、差し刃間に電気回路が形成され出火する現象のこと。
しっかりとプラグがコンセントに差さっていない状態は、危険です。
そしてプラグにホコリが積もっている状態も危険なのです。
ホコリが溜まりやすいコンセント
お片付けに伺うと、コンセントやケーブルによくホコリが溜まっている箇所があります。
それは冷蔵庫、テレビ、洗濯機などのコンセントです。
これらの箇所は頻繁にコンセントの抜き差しをしません。
したがってホコリが溜まりやすいのです。
トラッキング現象により火災が起こりやすいお宅
私の知り合いのご主人が消防署にお勤めになっています。
火災の原因の調査をする仕事をされているそうですが、その方のお話によると
トラッキング現象の起きるお宅は、片付いていないお宅が多いそうです。
よく片付いていない方は、『ホコリじゃ死なないから』などと言われる方がいますが、ホコリで大切なお家が火事になったら、大変です。
長年差しっぱなしのコンセントがありましたら、今一度プラグがきちんと奥まで差さっているのか、ホコリが溜まっていないのかを確認してみてください。
そしてプラグの差し直しと、お掃除をしましょうね♪