ケーキは好きですか。
たとえば、はじめて行ったケーキ屋さんに、美味しそうなケーキがいっぱい置いてあります。
どれか1つ選ぶとなると、悩みませんか。
では、ご家族がこのケーキ屋さんのケーキを2つ買ってきました。
買ってきたケーキは
- ショートケーキ
- モンブラン
この2つの、どちらしますか。
これなら、すぐに選べると思います。
因みに、この選択肢を作るのに人気ケーキランキングをネットで調べました。
この2つがランキングTOP2です。
でも私の好きなケーキは、アップルパイです。
アップルパイは残念ながらランキング外でした。
みなさんは、なんのケーキが好きですか。
ヒックの法則
ヒックの法則
選択肢(2を最小とする不確定要素)を増やすと、ユーザーの決定時間も相対的に増えてしまうという法則。
この法則は、1951年にウィリアム・ヒックによって提唱されたものを、レイ・ハイマンがさらに発展したもの。「ヒック・ハイマンの法則」とも言う。
人間は、10個の選択肢から1つを選ぶより、5個の選択肢から1つを選ぶ方が早いとされている。この時、「選択肢が多いほど迷う」という心理が働く。非常に単純な法則だが、多くの人が現場で活用できていないものでもある。
先ほどのケーキもヒックの法則ですね。
どのケーキも、美味しそうで選ぶのを悩んでしまいます。
選べる量にしてみよう
まさしく家の中の整理整頓も、このヒックの法則が当てはまります。
たとえば、クローゼットにたくさんのお洋服が入っていたとします。
どれを選ぼうか、たくさんあると悩みますよね。
スカートを選んで、それに合うトップス選んで、そしてアウターを選ぶ。
元の量が多ければ、多いほど悩まれると思います。
しかも選択するのも、数回です。
量が多ければ、朝から選択だけでも大変な労力です。
しかし、このクローゼット、今着ていないお洋服が掛かっていたりませんか。
この今着ていないお洋服を、外すだけでグッと選択するのが楽になります。
ぜひ、試してみてください。
せっかく好きで買ったお洋服が、かすんで選べないなんて悲しいです。
クローゼットの中のお洋服、選びやすい量にしてみませんか。
そしてクローゼット以外にも、量を減らすと選びやすくなる物があるはずです。
あなたの家で選びにくくなっているものは、ありませんか。
探してみてください。