前回に引き続き、防災のお話です。

8月9月は一年で一番台風の多い季節です。

そして近年、全国各地で異常な集中豪雨が増えています。

いざという時に困らないため、普段の備えが大切です。

 

自分で行う災害への備え

こちらは気象庁のHPにある台風や集中豪雨から身を守るために 自分で行う災害への備えのページです。

家の台風対策には、大きく分けて家の中の備えと、家の外の備えがあります。

本日は家の外の備えのお話です。

家の外の備え

大雨が降る前、風が強くなる前に行いましょう。
・窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。
・側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく。
・風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。

 

今日はこの中の太字部分『側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく』についてお話しします。

 

ベランダの排水溝

ベランダには、排水溝があります。

この排水溝のお手入れを怠ると、ゴミや枯れ葉が詰まり、排水できなくなってしまいます。

排水溝のお手入れを怠り、大損害

これは私の叔母の家の話です。

近所に住む叔母は数年前に亡くなり、叔父は娘さんと同居することになり、叔母の家は空き家になっていました。

近くに住む私は、定期的に家の雑草取りに行っていました。

しかし家の鍵は預かっていなかったので、中に入ることはありませんでした。

数日前に大雨が降った後・・・

その日もいつものように、叔母の家の周りの雑草取りをしていました。

しかし家の中からいつもと違う音がします。

覗いてみると、寝室の天井から大量の水が室内に滴っています。

滴るというか、部屋に雨が降っていました!!

中に置いてあったベッドや家具も水浸しです。

急いで叔母の娘である、いとこに連絡しました。

水浸しの原因

叔母の家の寝室の上には大きなベランダがあります。

実はここの排水溝に大量の枯れ葉などが詰まり、ベランダがプールのような状態になり、ベランダの下にある寝室に大量の水が降っていたのです。

補修工事

ベランダの排水溝を掃除し、防水工事をし、寝室は壁紙、床材など張替え大規模補修工事となりました。

実際に住んでいるお宅なら、この様な被害になる前に気が付かれると思います。

被害にあう前の備えが大切です。

ベランダの排水溝のお手入れ

これは我が家のベランダの排水溝です。

ベランダには洗濯物を干すので、糸くず髪の毛、周りのお宅の枯れ葉も溜まります。

そのような大きめのゴミは洗濯を干すときに、サッと取りゴミ箱に捨てています。

それ以外のホコリや砂がどうしても溜まってしまうので、定期的にお掃除しています。

 

我が家のベランダの排水溝はねじ式になっています。

 

外すとこんな感じです。

このねじ式の蓋をブラシでゴシゴシ

外した排水溝の方も、届く範囲でブラシでゴシゴシ

(この時、ブラシの落下には注意してください→お掃除もプロの大石美弥子アドバイザーはお掃除の仕事の時は、ブラシに紐をつけ首から下げていたそうです)

ねじ式のキャップを取り付け完了です。

台風や集中豪雨に備え、お天気の良い日に是非お手入れし、防災対策してください。