気に入って買ったものや、頂いた高級品がもったいなくて使えないと言う事はありませんか。
実は私にも、そのようなことがありました。
綺麗な千代紙
私が小学生のころ、千代紙交換というのが流行っていました。
千代紙とは、折り紙や紙人形の衣装、化粧箱の装飾に使われた和紙で出来た折り紙サイズの紙です。
この千代紙や折り紙のきれいな柄の折り紙を、お友だちと交換していました。
当時の私は、千代紙やきれいな柄の折り紙がもったいなくて使えずに、交換したものをずっと大切に持っていました。
それらの紙は、折られることなく私は大人になってしまいました。
時がたてば、ただの千代紙
大人になり結婚して子どもが生まれ、子どもが折り紙を折るようになりました。
家にある折り紙の中に、その大切に取っておいた千代紙がありました。
その時は、光り輝いて見えた千代紙も大人になると、私には輝きを失って見えました。
この時に懐かしかったり、思い出として大切に思われる方は、千代紙を思い出の箱に入れて取っておかれるとよいでしょう。
しかし私にとって千代紙は懐かしかったものの、取っておこうと思えるものではなくなっていました。
使えばよかった
大切にしていた千代紙やきれいな柄の折り紙は、なんの感情も持たない子どもにただ折られたり、工作の材料として使われてなくなっていきました。
その時に私に生まれた感情は、子どものあの千代紙が大事でキラキラと輝いていた時代に使えばよかった!!と思いました。
片付けに伺うと、頂いたものや高級品を自分にはもったいないからと取っていらっしゃる方がいます。
しかし使わないほうがもったいないと今の私だったら声を大にして言えます。
どんな物にも旬があります。
その時に使わずにいれば、旬を過ぎたものは輝きを失い、古くなり、しまいには朽ちていくでしょう。
片付けの現場でも、朽ちて使えなくなった贈答品も処分もたくさんしてきました。
本当にもったいないです。
限りある人生、物が旬のうちに自分で使い、豊かな暮らしにしていきませんか。